HPCI戦略プログラム 分野4次世代ものづくり

文部科学省「HPCI戦略プログラム」分野4 次世代ものづくり
第1回HPC/PFハンズオンセミナー
-国プロ解析アプリを手軽に体験、実設計へ応用できる基盤ソフトのセミナーです-

 

1.開催趣旨

HPCI戦略プログラム分野4「次世代ものづくり」で開発している各種解析アプリケーションをHPC/PF環境下で利用することで、パラメータスタディなど実設計に役立つ使い方が簡単にできることを体験していただくハンズオンセミナーです。

今回は流体解析アプリFrontflow/red(FFR)およびFrontflow/violet-cartesian(FFV-C)を対象アプリとして利用、プリポストにはPCを、計算実行にはFOCUSスパコンを利用し、異なるアプリであっても同様の操作で解析実行できることを実習します。

国プロ開発流体解析アプリの利用を検討中の方。あるいはHPC/PFへアプリ搭載を検討しているアプリ開発者の方を対象としたセミナーです。

皆様のご参加をお待ちしております。

2.開催概要

日 時 2014年12月1日(月) 10:00~17:00
会 場 公益財団法人計算科学振興財団 高度計算科学研究支援センター (計算科学センタービル) 2階 実習室
主 催 東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター
共 催 公益財団法人計算科学振興財団
後 援 独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構、スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(予定)、国立大学法人北海道大学大学院工学研究院(予定)
定 員 15名
参加費 無料 ※但し事前登録が必要です。

3.参加申込方法

参加申込書をダウンロードし、必要事項をご記入いただき電子メールにてお送りください。

*お申込みにあたっての留意事項*
学生の方は、指導教員の了解を得たうえでお申込みください。
ワッセナー協約等※に抵触する方は、本セミナーにはお申込みいただけません。
※参考
ワッセナー協約
安全保障貿易管理について
外国ユーザーリスト

4.参加申込と技術内容についての問い合わせ先

E-mail:hpci4-HPCPF@ciss.iis.u-tokyo.ac.jp

5.プログラム

10:00-10:30 HPC/PF概要説明
10:30-12:00 HPC/PF環境を利用した流体解析実習(1)
FFR、FFV-Cの2つの異なる流体解析アプリケーションを例に、HPC/PF環境下では統一的なGUI操作でパラメータ編集、FOCUSスパコンへのジョブ投入、ジョブ状態監視が可能なことを、簡単な解析例題(円柱周りの流れ解析など)でご体験頂きます。
12:00-13:00 休憩
13:00-14:00 HPC/PF環境を利用した流体解析実習(2)
午前の実習で投入したジョブの計算結果に対するポスト処理を実習します。計算結果データはHPC/PFのワークフロー実行機能により自動的にPCに転送されます。(可視化にはParaviewの利用を予定)
14:00-14:30 HPC/PFによるパラメータスタディ実習(1)
午前の実習で利用した解析例題を元に、HPC/PFのパラメータスタディ機能を利用した複数解析ケースの自動実行を実習します。
14:30-14:50 HPC/PF最適化設計機能の紹介(講義)
14:50-15:10 休憩
15:10-15:40 HIVEの紹介、HPC/PF今後の開発予定(講義)
HIVEは計算科学研究機構 可視化技術研究チームが開発中の大規模並列可視化ソフトウェアでHPC/PFとシームレスに連携するよう設計されています。 今回はHIVE(β版)の機能紹介と動作デモを行います。また、HIVEを始めとするHPC/PFの応用利用法や機能拡張の予定についてお話しします。
15:40-16:30 HPC/PFによるパラメータスタディ実習(2)
パラメータスタディ実行結果データに対するポスト処理を実習します。
16:30-17:00 質疑応答、まとめ
備考 実習ではFOCUS実習室のPCを利用します。

【HPC/PFについて】

HPC/PFとは超並列・高並列計算対応アプリケーション群と、それらを利用するノウハウを蓄積した解析事例データベースからなる「HPC次世代ものづくりプラットフォーム」の略称です。 インターネットで公開中である解析事例データベースには、上述したアプリ群による計算事例が多数収録されており、その一部については今後HPC/PFが提供するGUI環境にて手軽に解析追体験が可能となります。 本セミナーではHPC/PF GUI環境を用いることでデータベースの閲覧、追体験事例のダウンロード、解析パラメータ閲覧・編集、解析ジョブ投入と結果回収、そしてポスト処理までをシームレスに実行できることをFOCUSスパコンを使って実習します。