• 文部科学省 安全・安心科学技術プロジェクト
    「有害危険物質の拡散被害予測と減災対策研究」

    本課題は,国および自治体が計画を効率的に立案することを補助することを目的として,コンピュータシミュレーションによる屋内外の有害危険物質の拡散予測結果を基に,避難者を安全な地域まで迅速に誘導させる避難誘導支援システムを開発してきました。本システムは屋外拡散予測システム,屋内拡散予測システム,及び避難シミュレーションを連携させたものであり,それぞれのシステムを単独で稼働させることも可能となっております。このシステムは,実際に複数の自治体のNBCテロ対処訓練において利用されるなど,実社会の具体的なニーズに対応可能なものとして活用されています。

    この開発システムを利用し,実際にテロが発生した場合に起こりうる有毒ガスの拡散現象の特徴と避難時の注意点を収録した「初期対応者用DVD」を作成し,本ページを通して初期対応機関へ配布しております。本課題は文部科学省の研究開発事業として,平成19年度から平成21年度の3年間にわたり,東京大学生産技術研究所,三菱重工業株式会社,アドバンスソフト株式会社,産業技術総合研究所により産官学が連携した体制の下で実施されました。

    研究代表者 加藤信介

    研究代表者
    加藤信介
    東京大学生産技術研究所 教授

    プロジェクト概略図
    • 革新的シミュレーションソフトウェアの研究開発

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