有限要素法(FEM)、有限体積法(FVM)などのシミュレーション手法について、特徴的なプロセスを抽出、体系化して得られる標準的処理パターンに基づき、各々使用計算機に依存しない形式によるプログラムの記述方法、プログラム連成のためのインタフェースを定める。
その方法を用いて記述されたHPCミドルウェア(HPC-MW)をターゲット計算機環境上に構築する。PCで開発されたソースプログラムをネットワーク上の各ハイエンド計算機のHPC-MWにプラグインすることにより、PCクラスタからベクトル並列計算機までのハードウェアに対して最適化されたコードが自動的に生成される。
コンパイラ型アプローチを一部採用し、新しいアーキテクチュアへの柔軟な対応が可能である。更に、高速ネットワークで接続された計算機群による仮想計算機環境を構築し、HPC-MW使用による大規模シミュレーションを実施する。
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