PHASEは、物質中の電子の状態を、密度汎関数理論に基づいて計算します。
PHASE で何が計算できるか?
UVSOR は、擬ポテンシャル法に基づいて電子系及び格子系の誘電率が計算できます。
UVSOR で何が計算できるか?
PHASE-Viewer は、ナノシミュレーションソフトウェアの操作を支援する統合環境ソフトウェアです。現在、汎用第一原理ソフトウェアである PHASE およびその関連ソフトウェアの諸操作をサポートしています。
PHASE-Viewer で何ができるか?
本ソフトウェアを利用することにより、おもに下記の操作を行うことが可能です。
ABCAP (All-electron Band-structure CAlculation Package) は、密度汎関数理論に基づいた、FLAPW (Full-potential inearized Augmented Plane Wave)法による第一原理全電子電子状態計算プログラムです。
FLAPW 法は、ポテンシャルの形状の近似を行わず結晶中の全電子を扱う、最も信頼性の高い電子状態計算方法の一つとして知られています。特に、一般的に擬ポテンシャル法が不得手とされるd電子やf電子を含む系に対しても詳細な電子状態計算が行うことが可能です。また、磁性体に対する電子状態計算にも効果的です。
FXZTX は、タイトバインディングモデルに基づいて炭素系、シリコン系の電子状態を計算します。
FXZTX で何が計算できるか?
ASCOTは密度汎関数理論に基づいた非平衡グリーン関数法を用い、 伝導特性を解析するためのプログラムです。
またタイトバインディング法およびグリーン関数法を用い、 炭素系の伝導特性を求めることもできます。
ASCOT では以下の量を求めることができます。
CAMUS-FSIS は、大規模 Si 系を第一原理(FP)、強結合(TB)、古典(MM)計算領域に分割するハイブリッド計算が可能です。
CAMUS-FSIS で何が計算できるか?
CIAO(Code for Investigating Atomic Orbitals) は、密度汎関数理論のもとで、原子の全電子状態を第一原理計算します。その結果得られた全電子ポテンシャルから擬ポテンシャルを計算します。ここで作成された擬ポテンシャルは、第一原理擬ポテンシャルバンド計算プログラム(PHASE)や量子伝導計算プログラムなどの入力として用いることができます。
CIAO の電子状態計算の枠組みは、PHASE に代表される第一原理バンド計算と基本的に同じです。CIAO は対象を原子に限定することにより、ポテンシャルが球対称であることを利用して計算量を大幅に軽減しています。これにより高速計算を可能にしています。また、CIAO では PHASE では扱えないような計算を精度良く行うことができます。例えば、スピン軌道相互作用を含めた計算、相対論的なスピン電子状態の計算、軌道間クーロンエネルギーの計算などが挙げられます。
このうち「原子の全電子状態計算」の特徴は以下のようになります。
擬ポテンシャル計算は CIAO の主機能です。擬ポテンシャルは、原子の全電子ポテンシャルから構成されます。「擬ポテンシャルの計算」の特徴は以下のようになります。
MonCaFeは、固体結晶のヘテロエピタキシャル成長過程の計算機シミュレーションをおこなうことを目的に開発されたソフトウエアです。
MonCaFeで何が計算できるか?
ヘテロエピタキシャル成長の初期における、
MEAMDBは修正埋め込み原子法(MEAM)という原子間ポテンシャルのパラメータのデータベースです。