それは「やっていて楽しいから」という一言で説明できるかもしれませんね。私の場合、あらかじめ自分の頭の中で解析結果を見通し、次にそれを何ギガ・フロップという猛烈な計算速度のコンピュータで実際に解析にかけ、その結果を自分の目で見ることができる。そんなふうにして結果が見えてくる瞬間は、何事にも代えがたい喜びであり、研究を続けていくときに常に感じる大きな醍醐味となっています。ですから私は、自分の身分が今後どのように変わろうとも、この流体解析に関わる研究を末永く続けていきたいと考えています。
あっ、そうそう。ときには結果を出さなければというプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるんですよ(笑)。
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