計算科学技術は、科学技術の発展、産業競争力の強化、社会生活の安全性、環境保全などを支える共通基盤であり、21世紀の日本にとってきわめて重要です。
わが国は、高速コンピュータなどのハードウェアに関して世界をリードしておりますが、これらのハードウェアを活用した高度なソフトウェアの開発においてはいっそうの努力が必要です。
とりわけ、産業競争力や社会生活の安全性に直結する応用ソフトウェアに関しては、長期的なビジョンのもとに戦略的な取り組みが必要とされています。
本プロジェクトの目的は、わが国の優れた基礎研究を基に、重要な科学技術用実証ソフトウェア(戦略的基盤ソフトウェア)を産学官の協力で集中的に開発し、わが国の計算科学技術用ソフトウェアの開発・保守体制を確立することにあります。

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