終了いたしました。
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(産応協/ICSCP)、東京大学生産技術研究所革新的シミュレーション研究センター、計算物質科学イニシアティブ、東京大学情報基盤センターの四者は、産業界においてイノベーションの担い手となる人材を育成するため、HPC(High Performance Computing)技術を習得できる「HPC産業利用スクール:ナノテクコース」を開講します。
ナノテクは今後も大きな成長の見込まれる基幹技術分野であり、電機メーカ、化学メーカに限ることなく、多くの企業が取り組んでいます。この分野での材料・物性ナノシミュレーションの果たす役割はますます増えておりますが、流体解析や構造解析と異なり、計算結果を実験で直接検証することが難しいこともあって、実際のナノテクの研究開発にシミュレーションを活用するには固有の難しさが伴います。「この発光特性を実現したい材料を設計する際、どういうシミュレーションを実行すれば良いのか?」「得られた結果はいまの課題設定に対して妥当なのか?」「そもそもどういうツールを使って計算すればいいのか?」等の悩みはないか、あるいは、すでに材料開発の現場で分子レベルでのシミュレーションを行っている皆さんは現在お使いのソフトウエアで十分とお感じでしょうか?
近年、我が国の大学等ではナノテク分野において特徴あるソフトウエアが開発されており、特にメニーコア時代を先取りする数千コアに対応するものも開発されています。市販ソフトウエアも含めて、これらソフトウエアには得意不得意があります。今回、スケーラビリティーや解析機能に優れた材料物性の高精度計算手法である三つのオープンソフトウエアPHASE1)、QMAS2)、OpenMX3)を取り上げ、それぞれの開発者がその紹介を行うとともに、受講者にはそれぞれの課題を実習していただきます。この実習では東京大学情報基盤センターのT2Kを用いて1,000コア級の超大規模シミュレーションをご自身で体験できます。
是非、この機会に新しいソフトウエアによるナノシミュレーションを体験し、来るべき数千コア、数万コアの世界を垣間見ては如何でしょうか?
1)PHASE :http://www.ciss.iis.u-tokyo.ac.jp/riss/project/device/
2)QMAS :http://qmas.jp/
3)OpenMX:http://www.openmx-square.org/
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(産応協/ICSCP)
場所 | 東京大学生産技術研究所 中セミナー室 5(As313、314) |
住所 | 〒153−8505 東京都目黒区駒場4−6−1 |
電話 | 03-5452-6661 |
20名
40,000円
2011年03月09日
【HPC産業利用スクール:ナノテクコース】 平成23年3月 9日(水) 10:00〜17:00 3月10日(木) 10:00〜17:00 |
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◆本スクールの趣旨説明(ナノシミュレーション概論、産業界での利活用事例) ◆PHASE紹介と例題による演習、より進んだ使い方 ◆QMAS紹介と例題による演習、より進んだ使い方 ◆OpenMX紹介と例題による演習、より進んだ使い方 ◆1,000コア級計算機(T2K)を使った各自の課題による実習と講師陣を交えた結果の吟味 ※受講申込者には事前にやってみたい課題(原子数十原子規模)を事務局までお知らせ下さい。可能な限り実習時の課題として取り上げます。 |
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会
住所 | 〒100ー0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル |
TEL | 03-5218-1058 |
FAX | 03-5218-1077 |
a-sei@jeita.or.jp | |
URL | http://www.icscp.jp/ |
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(産応協/ICSCP)
東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター
計算物質科学イニシアティブ (http://cms-initiative.jp/)
東京大学情報基盤センター
終了いたしました。