• 2025年02月14日
    Quantum Computing講習会- IBM Qiskitを用いたハンズオン

    ごあいさつ

     量子コンピュータはもともと量子性のある現象のシミュレーションを効率的に実行できる計算機として着想されました。近年ハードウェアとソフトウェアの整備が進み、プログラムの開発や計算実験が手軽に始められるようになりました。しかし、量子コンピュータ上のプログラミングは、量子力学の語彙を多用した説明がなされることが多く、敷居が高いと感じる人も多いかと思います。一般のプログラミングのバックグラウンドから勉強しようとしても躓いてしまう人が多いのではないでしょうか。
     本講習会は、そのような状況に鑑み、量子力学の知識や語彙を極力使わずに量子コンピュータの威力を体感いただく試みです。量子コンピュータならではの重ね合わせを用いた並列処理のもとでいくつかの数値演算を行います。物理シミュレーションの要素となる演算が量子コンピュータではどのように実現されるのか、感覚をつかんでいただけるはずです。
     プログラムの実行は量子コンピュータのシミュレータを用いてPC上で行います。

    ※受講資格:
     東京大学生産技術研究所所属の研究者ならびに大学院生
    ※受講に必要な準備:
     講習ではPythonを使います。Pythonが初めての方は、以下の事項に慣れておいてください。
       配列の作成と操作
       if文
       for 文
       print関数
       defによる関数の作成
       import文
    ※その他:
     演習用のPCは主催者側で用意する予定です。

    会場案内

    場所東京大学生産技術研究所内(e-mailにて後報)
    住所東京都目黒区駒場4-6-1
    電話03-5452-6661

    定員

    4名

    参加費

    無料

    プログラム

    2025年02月14日

    講師:高橋 英男 佐藤文俊研究室(東京大学大学院工学系研究科博士課程2年)
    14:00-14:05オープニング
    14:05-15:00量子コンピュータの計算モデル入門
    量子コンピュータのメモリに相当するステートベクタの上で可能な演算操作を簡単なモデルで説明します。
    15:00-15:15休憩
    15:15-16:00簡単な演算プログラム
    一組の入力データに対して加減乗除の演算回路を呼び出して結果を確認する回路を作ります。
    16:00-16:15休憩
    16:15-17:00 重ね合わせを用いた並列計算プログラム
    一回の演算操作で複数の組の入力データに対して演算を一括で行い、結果を確認する回路を作ります。
    17:00-17:05クロージング

    お問い合わせ

    東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター

    住所東京都目黒区駒場4-6-1
    TEL03-5452-6661
    FAX03-5452-6662
    E-mailoffice@ciss.iis.u-tokyo.ac.jp
    URLhttp://www.ciss.iis.u-tokyo.ac.jp/

    主催

    東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター

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