• 2023年03月30日
    シンポジウム:力学の未来

    ごあいさつ

     流体力学や破壊力学、量子力学など、様々な“力学”に基づくシミュレーションは、流体力学、土木・建築工学、材料強度、マテリアル開発など多岐にわたる分野で応用が進められ、優れたソフトウェアの普及も相まって研究・開発に広く活用されるようになってきました。シミュレーション技術の高度化と分野の細分化に伴って、複雑な現象を正確に予測することが求められています。その実現のためには力学モデルの高度化や力学問題の解法に関する方法論に関して新たな展開が必要です。それぞれの分野ごとに発展してきた力学モデルとシミュレーション手法について今一度見直し、力学問題の本質に関わる課題に対する共通認識を深めたうえで、基盤となる新たな方法論の策定に向けて、分野を超えた議論が必要だと思います。
     そこで本シンポジウムでは、各分野で取り組まれている力学問題のモデリングおよびシミュレーションを俯瞰し、これからの力学シミュレーションの在り方を議論します。単なる研究成果の発表会ではなく、むしろ各分野での根本的な問題点や未解決課題を共有していただき、分野横断的に将来への方針を議論する場としたいと考えます。
     多数の皆様のご参加をお待ちしています。

    東京大学生産技術研究所
    革新的シミュレーション研究センター
    センター長・教授 加藤 千幸

    会場案内

    場所生産技術研究所 大会議室(An301・302)、および、
    WebEX Webinarsによるハイブリッド形式
    住所(オンサイト)東京都目黒区駒場4-6-1
    (オンライン)e-mailにて後報
    電話03-5452-6661

    定員

    100名

    参加費

    無料

    プログラム

    2023年03月30日

    10:00〜11:15流体分野
    「これからの流体シミュレーションに期待するもの」
    犬伏正信(東京理科大学)、長谷川洋介(東京大学)
    11:15〜12:30材料強度分野
    「破壊現象の予測における破壊力学の限界と可能性」
    都留智仁(日本原子力研究開発機構)、梅野宜崇(東京大学) 
    13:30〜14:45建築・土木分野
    「建築・土木構造物のシミュレーションは正しく解かれているのか?」
    飯塚悟(名古屋大学)、長井宏平(東京大学)
    14:45〜16:00マテリアル分野
    「原子・電子レベルシミュレーション,計測,データ科学のその先に」
    津田宏治(東京大学)、溝口照康(東京大学)
    16:00〜17:00総合討論
    17:30〜19:00懇談会

    お問い合わせ

    東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター

    住所東京都目黒区駒場4-6-1
    TEL03-5452-6661
    FAX03-5452-6662
    E-mailoffice@ciss.iis.u-tokyo.ac.jp
    URLhttp://www.ciss.iis.u-tokyo.ac.jp/

    主催

    東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター

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