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    「イノベーション基盤シミュレーションソフトウェアの研究開発」プロジェクト始動!!

    革新的シミュレーション研究センターが中核となり、文部科学省次世代IT基盤構築のための研究開発における「イノベーション創出の基盤となるシミュレーションソフトウェアの研究開発」領域として「イノベーション基盤シミュレーションソフトウェアの研究開発」プロジェクトを推進しています。プロジェクト期間は、2008年10月1日から2012年度までの約5年間です。

    「戦略的基盤ソフトウェアの開発」(2002-2005年度)、「革新的シミュレーションソフトウェアの研究開発プロジェクト」(2005-2007年度)の成功に続くべく、本プロジェクトを推進しています。

    本プロジェクトは、産業イノベーションに寄与する、我が国独自のシミュレーションソフトウェアの研究開発とその普及を目標に掲げ、特にシミュレーション技術への貢献が大きい、開発・設計業務に係るプロセスイノベーション(新しい開発・設計方式の創出)とプロダクトそのもののイノベーション(新しい商品・品質の創出)の実現を図るべく、これらのイノベーション創出の基盤となる独創的なソフトウェアの研究開発を進めています。

    本プロジェクトの実施体制は、革新的シミュレーション研究センターを中核拠点とし、東京大学大学院工学系研究科、東京大学人工物工学研究センター、国立医薬品食品衛生研究所、(独)物質・材料研究機構、(財)高度情報科学技術研究機構などから、総勢70 名以上の研究者を結集して集中開発方式で推進しています。また、これに加えて、ソフトウェアメーカーも開発に参画し、革新的シミュレーション研究センターを中心に研究開発された成果に基づき、実用ソフトウェアやユーザーインターフェースの開発を主に担当します。一方、産業界の代表的組織であるスーパーコンピューティング技術産業応用協議会との間で、開発ソフトウェアの仕様に関する協議や実証計算に関して緊密な連携を図りながら研究開発を実施します。対象とする産業分野は、我が国の産業の長期的発展における中核となる分野とし、ものづくり産業、バイオ産業、ナノ産業の3分野を採り上げています。

    一方、ハイエンド計算機は飛躍的な性能向上が図られており、2011 年からの稼動が予定されている次世代スーパーコンピュータをはじめとする大規模超並列計算機の産業界での戦力化が進んでいます。このような現状を踏まえ、中核となるコアソルバーに関しては、数万CPU 以上の計算機で性能を最大限に発揮できるよう、超並列計算機対応の革新的性能向上に関する研究開発を実施していきます。今後、上記の研究機関以外でも、(独)海洋研究開発機構、(独)宇宙航空研究開発機構、(独)理化学研究所、各大学の情報・計算センターとも密接な連携をとりながら共にイノベーション創出に資するプログラム開発とその普及に努めたいと考えていますので、関係各位の一層のご理解とご協力をお願いいたします。

    革新的シミュレーション研究センター
    東京大学生産技術研究所

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