戦略的基盤ソフトウェアの開発：研究成果：イベントカレンダー：内容の詳細

―タンパク質－化学物質相互作用解析―

終了しました。

ごあいさつ
　計算科学技術は産業を支える基盤技術として重要な役割を担っています。とくにバイオ、ナノテクノロジーなどの先端科学技術分野では、産業競争力の鍵を握る技術となっています。文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトは2002年度より開始されました。本プロジェクトの目標は、わが国における計算科学用の実用的ソフトウェアの開発・保守体制の確立にあります。このため、東京大学生産技術研究所では計算科学技術連携研究センターを設置するとともに先端的実用ソフトウェアの開発を業務とするベンチャー企業アドバンスソフト(株)と連携して、 100名を超える研究・技術者が東京大学　駒場リサーチキャンパス内に結集し、プロジェクトを推進しています。本研究プロジェクトでは、これらの実証ソフトウェア開発への産官学の人材・知見の集積によって戦略的基盤ソフトウェアが実現されるものと考え、昨年より本プロジェクト活動の一環として、「戦略的基盤ソフトウェア・ワークショップ」の継続的な（月1回程度）実施しております。

　第5回は，バイオ関連シミュレーション・ソフトウェアの一つの柱である「タンパク質－化学物質相互作用解析システム」について、今年度公開予定の ab initio FMO法による相互作用解析システム：ABINIT-MP と可視化ソフトウェア：BioStation Viewerを含め、昨年度の成果と今年度の開発プランについてご報告し、皆様のご意見を承りたくワークショップを開催いたします。数値シミュレーションの開発・応用に関心をお持ちの多くの方のご参加をお待ちしております。

東京大学生産技術研究所教授
計算科学技術連携研究センター長
戦略的基盤ソフトウェアの開発プロジェクト研究代表
加藤千幸

プログラム（平成15年5月15日(木)）

13:30~13:40	「挨拶」　加藤千幸　東京大学生産技術研究所　教授
【講演】
13:40~14:40	「ＦＭＯ法開発の現況と今後の計画」　北浦和夫　産業技術総合研究所　総括研究員
14:40~15:10	「タンパク質－化学物質相互作用解析システムの開発」　中野達也　国立医薬品食品衛生研究所　主任研究官
15:10~15:30	休　憩
15:30~15:50	「BioStation Dockについて」　大河内郁雄　アドバンスソフト株式会社　主事研究員
15:50~16:10	「標的データーベースの開発状況」　愛澤昌宏・小野寺賢治　東京大学生産技術研究所　産学官連携研究員
16:10~16:30	「統合システムの開発」　谷森奏一郎　アドバンスソフト株式会社　主事研究員
16:30~17:00	【総合討論】
17:00	【閉会】

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