ごあいさつ
計算科学技術は産業を支える基盤技術として重要な役割を担っています。特にバイオ、ナノテクノロジー、環境分野、防災分野などの先端科学技術分野の一端として流体・構造解析分野も、産業競争力の鍵を握る技術となっています。
文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトが2002年度より開始され、現在100名を超える研究者・技術者が東京大学駒場リサーチキャンパス内に結集して、プロジェクトを推進しています。
本プロジェクトの目標は、わが国における計算科学用の実用的ソフトウェアの開発・保守体制の確立にあります。
このため、先端的実用ソフトウェアの開発を業務とするベンチャー企業アドバンスソフト(株)等と連携して、本プロジェクトを推進しています。昨年度より本プロジェクト活動の一環として、「戦略的基盤ソフトウェアの開発・ワークショップ」を月1-2回程度の頻度で継続的に開催しております。
本プロジェクトの第14回となるこのワークショップでは、次世代流体解析,次世代構造解析、統合プラットフォームが共同で実施している流体・構造連成解析についてご紹介し、産学官各界の皆様とともに、解析ソフト実用化に向けてのご討論を致したくワークショップを企画致しました。
ご多忙のこととは存じますが、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。
東京大学生産技術研究所 計算科学技術連携研究センター長
「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクト
研究代表 加藤 千幸
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