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開発ソフトウェア概要

―タンパク質-化学物質相互作用解析システム―

「ABINIT-MP BioStation」
第一原理に基づいたタンパク質-化学物質間の相互作用解析可能な
世界初のプログラム

文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトの平成14年度の開発成果として、 タンパク質-化学物質相互作用解析システム「ABINIT-MP BioStation」(略称 BioStation)の中核である分子間相互作用解析プログラム(ABINIT-MP)および解析・表示プログラム(BioStation Viewer)を公開する。

分子間相互作用解析プログラム(ABINIT-MP)は、タンパク質と医薬品のような低分子化合物との結合性を第一原理(量子力学)に基づいて高精度で予測し、 分子を効率よく設計することを可能にする。ABINIT-MPはPCクラスタからスーパーコンピュータまで幅広い並列計算環境で使用でき、 数百残基のタンパク質と低分子化合物の相互作用を数時間から数日で計算できる。また既存のプログラムでは不可能であったアミノ酸残基同士やアミノ酸残基と低分子化合物など 原子集団間の相互作用を計算できることが特徴である。解析・表示プログラム(BioStation Viewer)は、計算結果の解析をコンピュータグラフィクスを用いて行うことができ、 JavaおよびJava3Dが稼動するパソコンやワークステーション上で利用できる。これらのプログラムを利用することで、タンパク質が分子を認識するメカニズムの解明に役立つだけでなく、 医薬品などの開発にも有用な情報を得ることが期待できる。現在ABINIT-MPを用いて、SARSウイルスのタンパク質分解酵素阻害剤のin silicoスクリーニングを行っている。




図1 図1.
北里大学薬学部梅山研究室により開発されたPDFAMSによって得られたモデリング構造と阻害剤候補化合物とのドッキング構造。このような構造を元にABINIT-MPによる相互作用解析を行い、活性の高い化合物を絞り込む。

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