小野謙二 客員教授

大規模な計算機資源を利用して多数のシミュレーションを行い、それらの複数の計算結果から有用な設計情報をえるキャパシティコンピューティングのアプローチは、ロバスト設計、最適化、不確かさの定量化などを通して、工業製品の設計パラダイムを大きく変える。このためには、大規模なデータを対象として、短時間シミュレーション技術、ワークフロー技術、ポスト処理技術、データサイエンス技術の統合が必要となる。本研究室では計算科学と計算機科学の融合アプローチにより、先進的なシミュレーションシステムを構築し、産業分野への実応用と多方面への展開を図ることを目指している。