加藤千幸 センター長・教授

ターボ機械や自動車、船舶などの流体関連製品の流れ解析手法や流れから発生する騒音の数値シミュレーション手法の構築、ならびに、その応用を目指した研究開発を進めている。特に、数百億要素規模の大規模な乱流計算を実現するための諸課題を明らかにし、それを解決するための数値解析手法を構築し、シミュレーションソフトウェアを研究開発した。また、開発したソフトウェアを用いて、様々な工業製品の高性能化、信頼性向上、騒音低減などを目的とした産学官共同研究を進めている。一方、環境・エネルギー分野の研究として、風の比較的弱いところでも出力が得られ、また、騒音が小さいことを特長とする新しい風車の研究開発や、風車の騒音モデルの高度化、キャビテーションモデルの高度化、ならびに、超小型ガスタービンの要素技術の開発などを進めている。