井上純哉 教授

構造材料の特性は，結晶構造や分子構造だけでなく，結晶粒の大きさや形状，粒界の性質，転位等の欠陥の密度や分布など，様々なスケールの組織因子によって左右される。そのため，構造材料を理解し，その特性予測するには，材料組織の幾何学的特徴を捉える手法や，支配的となる物理現象の抽出が必要となっている。本研究室では，独自開発した材料組織の定量測定手法で得られたデータと，計算材料科学／データ駆動科学を融合することで，構造材料の特性を支配する因子を抽出し，新たな構造材料の設計指針を得ることを目指している。